プレバソンフロアブル5を実際に使ってみた|効果・使い方・害虫への効果を実証

こんにちは。MINEです。


私は借りた畑でとうもろこしやピーマン、トマトなどいろんな野菜を植えています。
気温が高くなった今の時期は作物に害虫が発生しやすく手を焼いている方もいると思います。
私の畑にもいろいろな昆虫が訪れますがその中には作物に害をなす虫も混じっています。
害虫から防除するにはいろいろな手段がありますが今回は農薬としてよく使われているプレバソンフロアブル5(略してプレバソン)について実際に使った視点・経験から話したいと思います。

なぜプレバソンフロアブル5を使ったのか。

私の畑ではいろいろな野菜を使っていますがプレバソンを導入するきっかけになったのはとうもろこしでした。
気温が高くなりとうもろこしがぐんぐん成長し雄花が出てきた頃に大きな問題に直面しました。
それはアワノメイガの幼虫の食害です。

アワノメイガとは?
主にとうもろこしなどの穀類作物で発生する蛾。葉に卵を産みつけ、かえった幼虫がとうもろこしの茎や房に侵入し中身を食い荒らしてしまう。とうもろこしの実も食害され収穫に大きな影響を及ぼす。

雄花が出たと喜んだのも束の間。葉の根本に茶色の塊が。

葉にくっついてる茶色の塊は幼虫の糞

草をかき分けまだ出てきていない雄花を見ると何か蠢いている。捕まえてみるとアワノメイガの幼虫であった。
巷でアワノメイガ対策で雄花を切るという方法があるがこのとうもろこしはまだ雄花が出てきていない段階であった。
嘘だろ。こんな早い段階から発生するのか。雄花出たら対策しようと思っていたのに。
それにも関わらずすでに発生してしまっていた。どのとうもろこしにも茶色の塊がくっついている。

アワノメイガの幼虫。だいたい1センチほど。

とうもろこしの中には茎や房の根本に侵入し穴が。穴から茶色の糞が溢れているものも。
これはまずい。被害が広がる前に対策しないと・・・。
何かいい方法ないかな。受粉作業してくれる蜂や害虫を食べてくれる昆虫はできるだけ駆除したくないな。
そんな自分が調べてたどり着いたのが農薬であるプレバソンだった。

プレバソンフロアブル5とは?

商品名:プレバソンフロアブル5
区分:殺虫剤
有効成分:クロラントラニリプロール
IPAC分類:28
主な適応害虫:アワノメイガ、オオタバコガ、ハスモンヨトウ、ハモグリバエなど

農薬(殺虫剤)として市販されている農薬の一つ。
プレバソンの特徴としては

  • 速やかな摂食阻害効果
    有効成分リナキシピルの作用により害虫は筋収縮を起こし、摂食行動が速やかに止まるため作物への被害を最小限にとどめることができます。大きくなった老齢幼虫に対しても効果が期待できます。(主に食毒で効果を発揮します)
  • 高い耐雨性
    散布した薬液が乾いた後であれば、その後の降雨により防除効果が落ちることはほとんどありません。
  • 高い安全性
    適用作物、有用生物に高い安全性を示します。これにより、苗のロス率を減らし、天敵や訪花昆虫の導入も可能となるため、作物栽培の効率改善に役立ちます。

とうもろこしにも適応があり、アワノメイガに対して使えるようだ。

害虫適応作物使用回数
アワノメイガとうもろこし収穫前日まで3回以内
ハスモンヨトウさつまいも、ピーマン、唐辛子など収穫前日まで2.3回以内
オオタバコガトマトなど収穫前日まで3回以内
ハモグリバエトマト、ネギなど定植当日まで1回まで


適用害虫を見てみると青虫やガの幼虫など芋虫系が多い。ミツバチやてんとう虫などの有益な昆虫への影響は少ないようだ。早速使ってみるため購入。

早速プレバソンを散布する

プレバソンは原液のままでは使えず、作物ごとに定められた倍率で希釈する必要がある。
希釈した液を噴霧器を使って散布していくというわけだ。
アワノメイガに対して今回散布するとうもろこしは2000倍の希釈をしないといけない。
自分の所持している電動噴霧器は5L(5000mL)の容量だから必要な原液量は・・・

5000mL(作る容量mL)÷2000倍(希釈倍率)=2.5mL

2.5mL入れた後に水を5Lまで入れれば2000倍の散布液が完成するのね!

原液は茶色でドロドロ。スポイトやシリンジ使うのをお勧めする。
希釈した散布液をタンクに入れる。

散布液を入れたら早速散布していく。
浸透性があるのでとうもろこしの雄花だけではなく葉や茎など全体に満遍なく散布していく。
雨や風のない日に散布し、自分の皮膚や他の作物にかからないように注意。(長袖着て行うといいよ。)

いい感じに散布していく(画像は2回目の散布シーン)

散布を終えた。
プレバソンの成分は全体に浸透しかかっていない部分にもとどまる。だいたい2、3週間とどまるようだ。
染み込んだ葉や茎を幼虫が食べることで幼虫が死んでしまうといった作用機序を持つ。
たしかにこれならミツバチとかは影響少なそうだな。人への毒性も低いから安心して使えるのがいい。
収穫期間までのうち3回までしか使えないから使うタイミングは慎重に。できるだけ使いたくはないが。

散布後の効果

散布してから3日後、とうもろこしの様子を見にきた。
雄花が出始め、それとともに雄花にアワノメイガの糞や糸状の物質が付着しているのを確認した。
近くには泡のメイガノ幼虫が付着していた。
しかし動きがほとんどない。捕まえても全く暴れずほとんど動かない。他の株も見たが付着している幼虫は皆動きが鈍い。今にも雄花から落ちそうなくらい弱っている。
どうやらプレバソンの効果が早速出てきているようだった。

動きが鈍い。確実に弱ってる!

侵入した幼虫にも!?

さらに数日後、以前侵入されたとうもろこしの穴からアワノメイガの幼虫が顔を出してそのまま干からびていた。
一度侵入してしまった幼虫への効果は落ちやすいというが効果はちゃんとあるようだ。
侵入された後であっても使えるのはありがたい。
浸透以降性が優れている特徴がここで活きているのか。

結果

最終的にはとうもろこしからアワノメイガの幼虫の姿が消えてしまった。
プレバソンの効果は絶大だった。
消えた後のとうもろこしは雄花や茎がボロボロになることはなく、無事にとうもろこしの成長につながってくれた。
農薬と聞くと忌避する人も多いがとうもろこしのアワノメイガの発生は大多数の株で発生し、雄花を切るという方法は防除として不十分であった。
昨今の農薬は安全性が高いものが出てきており、農薬の助けを最小限に借りるのも大切なのかもしれないと強く感じたる経験になった。
ただ希釈倍率や回数、散布できる期間は作物ごとに異なるので適用表はちゃんと確認してから使う必要があることは忘れてはいけない。

他の野菜にも使える

今回はとうもろこしに発生するアワノメイガに対して使ったがプレバソンは使える野菜作物がかなり多い。
(適応表が長くなって見づらい。)
自分の畑にはミニトマトやピーマン、唐辛子、さつまいもなど様々な作物を植えている。
今後他の作物でもオオタバコガやヨトウムシなど何か食害があった時にも使える。
ただテントウムシダマシやコガネムシなど使えない虫もいる。
この1つの農薬で完全にカバーできるわけではないけれど1本所持していると野菜の収量や品質の向上に貢献してくれると考える。私のような小規模の栽培であれば250mLの1本で十分だろう。

安全性も高く、人や有用昆虫への影響も少ないのでもし農薬使うことに迷っている方がいたら使って見てほしい。
きっと農業の害虫防除の選択肢の一つになってくれるだろう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次