2026年7月の農産物売上公開|産直販売で見えてきた需要と今後の課題

こんにちは。MINEです。
今回は、Satoyama Labで取り組んでいる農産物の産直販売について、7月の売上を公開します。

まだ本格的な兼業小規模農業というレベルではありませんが、実際に栽培して収穫したものを産直へ出品し、「何が売れるのか」「どのくらいの価格なら購入されるのか」を試しながら販売しています。
今回は7月の販売実績をまとめるとともに、販売してみて分かったことや、今後取り組んでいきたい品目について整理してみます。

目次

7月の売上実績

7月に販売した主な農産物と売上は以下の通りです。

品目 売上

ピーマン   4,693円
きゅうり   758円
バジル    607円
唐辛子    552円

合計 6,610円

販売手数料などを差し引いた後の売上は5,219円となりました。
まだまだ小さな金額ではありますが、自分で育てた作物を収穫し、袋詰めして、実際に消費者へ販売して得た売上です。栽培だけでは分からなかった「販売」という部分について、少しずつデータが蓄積されてきました。

売上の中心はピーマン

7月の売上で最も大きかったのはピーマンでした。売上は4,693円で、7月の総売上6,610円の大部分を占めています。産直へ出してみると、ピーマンは比較的購入されやすい野菜だと感じました。
一方で、ピーマンは単価を高く設定しにくいという問題もあります。ある程度の数量を袋詰めして販売しても、1袋あたりの利益はそれほど大きくありません。
そのため、現状では「高単価の商品を少量販売する」というより、需要のある野菜をある程度の数量で回転させる薄利多売型になっています。販売量を増やせば売上は伸ばせますが、その分だけ収穫、選別、袋詰め、搬入などの作業量も増えます。
今後は単純に販売量を増やすだけではなく、作業時間まで含めて採算性を考えていく必要がありそうです。

小袋商品の需要もある

きゅうりと唐辛子については、売上自体は大きくありませんでした。しかし、少量を小袋にして販売する商品にも一定の需要があることが分かりました。これらの野菜は大量に収穫できてしまうことがありますが、消費者側からすると「大量には必要ない」というケースもあります。
特に唐辛子のような香味野菜は、一度に大量に購入するよりも、少量だけ欲しいという需要があるのかもしれません。
今後も、単純に「たくさん入れて安くする」のではなく、少量でも購入しやすい商品構成を試してみたいと思っています。

試験販売した乾燥バジルが意外と売れた

今回、個人的に興味深かったのがバジルです。
生のバジルは産直でも競合が多く、販売方法を工夫する必要があると感じていました。
そこで試験的に乾燥させたバジルを販売してみました。すると、思っていた以上に購入されました。
売上自体は607円なので、まだ大きな収益とは言えません。
しかし、ここで重要なのは金額そのものよりも、生鮮品とは違う形に加工することで商品として成立する可能性が見えてきたことです。
生の野菜は収穫時期や鮮度、競合商品の影響を受けます。一方、乾燥ハーブであれば保存性を高めることができ、少量でも商品として販売できます。
この結果から、今後は乾燥ハーブの品目を少しずつ増やしていく予定です。

今後は乾燥ハーブの品目を増やす

現在考えているのは、ローズマリー、イタリアンパセリ、タイム、セージ、ミントなどです。
すでに一部のハーブについては栽培や乾燥を試しており、今後は「栽培→収穫→乾燥→袋詰め→販売」という一連の流れを作っていきたいと考えています。
特にハーブ類は、一度に大量消費する野菜とは違い、少量でも使える商品です。そのため、小規模な農業でも比較的扱いやすいカテゴリーなのではないかと考えています。もちろん、乾燥させれば何でも売れるわけではありません。
品目ごとの需要や乾燥状態、香り、色、内容量、価格など、検証すべきことはまだまだあります。
これについては、今後のSatoyama Labで実際の販売結果を記録しながら検証していきます。

ピーマンの需要は少しずつ変化

一方で、これまで売れ行きが良かったピーマンについては、8月に入ってから需要が少し落ちてきたように感じています。産直販売では、同じ商品でも時期によって競合や需要が変化します。
「売れる野菜を作れば安定して売れる」という単純な話ではなく、季節ごとの需要を見ながら販売品目を入れ替えていくことが重要なのだと思います。
そこで、今後はピーマンだけに頼るのではなく、秋以降に収穫できる作物へ販売の軸を移していく予定です。

これからはポップコーンとさつまいも

これから期待しているのが、現在栽培しているポップコーンとさつまいもです。
特にポップコーンは、一般的な生鮮野菜とは違い、収穫後に乾燥させて保存・販売できるという特徴があります。
現在産直でポップコーンを販売している方は一人もいません。
どのくらいの収量になるのか、そして実際に産直でどの程度購入されるのか。
今年はまず試験的な栽培ですが、販売まで含めてデータを取ることで、来年以降の作付けを考える材料にしたいと思っています。
さつまいもについても、収穫後の販売を楽しみにしています。さつまいもは栽培コストが安く作れる作物で、苗の購入費用以外ほとんど栽培コストがかかっていません。果たして栽培にかかったコストや作業時間に対して、どの程度の収益を生み出せるのか。こちらも実際の数字を記録していく予定です。

7月の売上から見えてきたこと

7月の売上は6,610円。
まだ小さな数字ですが、今回の販売を通していくつかの発見がありました。

  • ピーマンのような需要のある野菜は売れやすい一方、単価が低いため、薄利多売になりやすいこと。
  • きゅうりや唐辛子のような商品では、少量を小袋にした販売にも一定の需要があること。
  • 試験的に始めた乾燥バジルが想像以上に購入され、生鮮品を乾燥加工することで新しい販売カテゴリーを作れる可能性が見えてきました。

農業では「何を作るか」が重要だと思われがちですが、実際に販売してみると「どのような形で売るか」も非常に重要です。
今後は単純に収穫量を増やすだけではなく、加工や保存性、商品のサイズ、価格設定なども含めて、小規模でも収益を出せる農産物販売を探っていきたいと思います。
8月以降は、ポップコーン、さつまいも、乾燥ハーブなど、新しい商品が加わってきます。
果たして7月の6,610円を超えることができるのか。
これからの販売結果も、できるだけ数字をそのまま公開していきます。

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